こんにちは
ライダーには切っても切れない悩みの一つ「雨」
バイクに乗っている以上、一度も雨に降られたことが無い方は絶対いないでしょう。
今まで7年間バイクに乗り続けて、カッパを選ぶ基準が見えてきたので、
5つのポイントに絞って深堀していきます。
バイク乗りのカッパ事情。選ぶ5つのポイント
繰り返しますが、バイクに乗っている以上、雨に降られることを常に考えておくべきです。
カッパを選ぶ5つのポイントは以下の通りです。
ポイント
1.ズボンタイプ
2.耐水圧
3.絞りが付いていて、身体に合わせて調節できる
4.フードなし(もしくは、取り外しが可能)
5.専用の収納袋が付いている
ポイント1「ズボンタイプ」
必ず「上着+ズボン」タイプを選びましょう。
「ポンチョタイプ」は足を大きく広げられないうえに、
バイクに跨がれたとしても、足は濡れ放題です。
時々、スクーターでポンチョタイプを着ている方がいますが、それもお勧めしません。
バイクを停車する際に、足を外に出すため、引っかかる可能性があるためです。
「ズボンタイプ」に利点があるわけではなく、他のタイプがバイクに適していないので、
自動的に「ズボンタイプ」を選ばざるを得ない感じです。
注意ポイント
上着は、ジッパータイプを選びましょう。
ボタンタイプは、一瞬ではじけ飛びます。
ポイント2「耐水圧」
耐水圧とは、「どれくらいの水圧に対して耐えられる防水性を持っているか」を数値化したものです。
耐水圧が高ければ、高い水圧に耐えられると考えてよいです。
コンビニや100円均一で売っているような、安いカッパは、「耐水圧」が低い場合がほとんどです。
また、ボタンで閉じるタイプが主流となっているので、バイクを乗る上では使えません。
耐水圧の目安は以下の通りです。
『耐水圧』
20,000mm --- 嵐
10,000mm --- 大雨
2,000mm --- 中雨
300mm --- 小雨引用元:ブリジストン公式
バイクは速度が出るので、普通の雨でも大雨並みの勢いになります。
「耐水圧:20,000mm」以上のカッパを選ぶのが良いでしょう。
合わせて、透湿性が高ければより良いでしょう。
透湿性とは、蒸れにくさです。
汗の量の目安は以下の通りです。
大人安静時で1時間あたり:約50g
軽い運動で1時間あたり:約500g
ランニング等の激しい運動で1時間あたり:約1,000g引用元:ブリジストン公式
バイクはそこまで体を動かすものでもないですから、
透湿度が「2,000g~4,000g/㎡/24h」ぐらいあれば十分です。
ポイント3「絞りが付いていて、身体に合わせて調節できる」
レインウェアの袖口や首元が開いていると、そこから浸水してきます。
絞りがあれば、身体に密着させ、隙間をなくすことができます。
また、レインウェアに余りがあると、風の影響を受けやすくなるので、身体に密着させることが重要です。
ポイント4「フードなし(もしくは、取り外しが可能)」
バイクを乗るときはヘルメットを必ず着用しているので、フードは被れません。
たとえ被れたとしても、風の影響をもろに受けて、脱げることは容易に想像できます。(視界も悪くなります)
「被らなければいいじゃん」と考える方がいると思います。
被らなくても、フードが風を受け止めて、パラシュートの要領で後ろに持っていかれます。
服が破損する原因にもなりますし、安全性からみても、フードは無いに越したことはないです。
フードが付いていない、もしくは取り外しできるレインウェアを選びましょう。
ポイント5「専用の収納袋が付いている」
収納時、スーパーなどで貰えるビニール袋でもよいですが、
破れやすく、きれいに収納できないので、大きくなってしまう場合があります。
専用の袋で、小さく、きれいに収納できるものを選びましょう。
ライダーにおすすめのカッパ3選
コスパ最強 ワークマン「イージス」
耐水圧 | 20,000mm |
透湿度 | 2,000g/㎡/24h |
3層構造生地で外側は雨や風を内に入れない。
3層構造で防水性・透湿性能を向上し、耐久性にも優れるレインウェア
ワイドオープン面ファスナーでブーツを履いたまま着用可。
装着に時間がかかるブーツを履いたまま、レインウェアを着用
おすすめポイント
圧倒的に安く、性能も兼ね備えている。
後方からの視認性を高める反射テープ付き。
全てのポイントを押さえている。
他の機能も兼ね備えているので、詳細は以下を参照
⇒AEGIS イージス 3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS バイカーズ
安定の登山用品メーカー mont-bell(モンベル)「ストームバイカー」
耐水圧 | 20,000mm |
透湿度 | 15,000g/㎡/24h |
耐水圧を保ちながらも、非常に高い透湿性能
モンベルが独自に開発した防水透湿性素材。
雨や雪の侵入を防ぎながら汗の水蒸気をスムーズに放出するポリウレタンメンブレンを生地に貼り付けた素材で製作。
絞りのベルクロが大きく、グローブを付けても調整可
グローブ着用時にも操作しやすい、大きめのベルクロアジャスターで首回りのフィット感を調節可能。
ライディング姿勢に合わせた立体構造
ライディング姿勢に合わせた立体構造により、すそのずり上がりやつっぱり感を解消したモーターサイクリング用レインウェア。
おすすめポイント
登山装備メーカー独自の素材で製作し、耐水圧・透湿性能を高いレベルで両立。
ウェアに反射テープを装着し、夜間の視認性向上。
全てのポイントを押さえている。
他の機能も兼ね備えているので、詳細は以下を参照
⇒mont・bell ストームバイカー モーターサイクリング用レインスーツ
バイクメーカーが作る YAMAHA(ヤマハ)「YAR19」
耐水圧 | 20,000mm |
透湿度 | 12,000g/㎡/24h |
ネックダブルガード
首元に密着する短めの内襟とその上からヘルメットとの間までを覆う大型のネックガードとの二重構造により、首元への浸水を防御します。
スリーブダブルガード
袖口は、グローブの中に入れるインナースリーブとその上から被せるオーバースリーブの二重袖になっています。外袖には水抜き用の穴を開け、万が一の浸水を逃がします。
ウエストダブルガード
ウエスト部分は、だぶついて裏返りしにくいよう上着の前身ごろを短めにし、その分、ボトムスの前側の股上を深くしているので、水たまりができにくく、またファスナーからの浸水が着衣に染み込むのを防ぎます。
おすすめポイント
バイクメーカーが、ライダーのために作ったレインウェア。
様々な「ダブルガード」で、徹底的に浸水防止。
ウェアに反射テープを装着し、夜間の視認性向上。
全てのポイントを押さえている。
他の機能も兼ね備えているので、詳細は以下を参照
最後に
雨の日もできるだけ快適に過ごすために、自分に合ったレインウェアを選びましょう。
最近はデザインもかっこよくなっているので、選択肢はたくさんあります。
自分のバイクの色に合わせてみても良いかもしれませんね。
今回、ライダージャケットは除きました。
もちろん、ライダージャケットに、レインウェアの機能が備わったものもたくさんあります。
また、別の記事で紹介していこうと思います。