今回、日本郵便主催の、10万名に「OKIPPA」無料プレゼントキャンペーンに当選しました。
設置の方法と、メリット・デメリットについてまとめていこうと思います。
OKIPPAってなに?
簡単に言うと「簡易宅配ボックス」です。
宅配ボックスは、留守の時に荷物が届いた場合でも、荷物を受け取ることができる鍵付きボックスのことです。
最近では、築年数の浅いマンションで導入されていることが多く、都心部では割と多く設置されています。
宅配ボックスの代わりとして、設置費がかからない簡易的な宅配ボックスとして、「OKIPPA」が登場しました。
設置方法が非常に簡単かつ場所も取らないため、どの家庭でも設置できます。
ただ、使っていくうえでメリット・デメリットが見えてきました。
まずは設置方法と使い方を紹介していきます。
設置方法と使い方
設置方法は非常に簡単で、説明書も付属しているので誰でも設置できます。
セットの内容は以下の通りです。
OKIPPAの中身
①OKIPPA本体
この中に荷物を入れてもらう形になります。
バッグ自体は撥水加工されており、多少の水であれば弾きますが、説明書では直接雨を当てると浸水する場合があるそうです。
しっかりしたエコバッグのような材質で軽いです。
ジッパーは止水ジッパーではないため、設置場所次第では、浸水する可能性があります。
②ダイヤル式南京錠
OKIPPA本体のジッパーをロックするための南京錠です。
③専用ロック
ドアノブや柱とOKIPPAをロックするためのカギです。
④シール
OKIPPAに貼るシールと、インターホンに貼り付けるシールです。
⑤タイラップ
ドアノブに設置する場合に補強するためのものです。
⑥配達員用説明書
配達員向けにOKIPPAの使い方を説明したものになります。
⑦ユーザー説明書
OKIPPAの設置方法や使い方について記載された説明書です。
設置方法①「鍵の暗証番号設定」
専用鍵と南京錠の暗証番号を任意の番号に設定します。
注意ポイント
番号は鍵の底面で合わせます。(初期値は「000」)
ぱっと見だと、鍵の正面に番号を合わせるように見えますが、底面なので注意しましょう。
初期値をに合わせて鍵を開けた後、専用鍵の側面にリセットボタンがあるので、鍵を開けたままの状態で、リセットボタンを押しながら任意の番号に合わせます。
南京錠も専用鍵と同じ手順で暗証番号を設定していきます。
設置方法②「OKIPPAに南京錠設置」
OKIPPA本体のジッパーに専用の穴が開いているので、鍵を開けた状態でひっかけておきます。
注意ポイント
南京錠は開けておく必要があります。(閉めると配達員が開けられないので)
設置方法③「OKIPPAを折りたたむ」
OKIPPAを折りたたんで小さくします。
最終的には8分の1の大きさになります。
ポイント
折りたたむ前に、ジッパーを真ん中にしておく
設置方法④「玄関へ設置」
私の家では玄関に柱があるのでそこに設置しました。
マンションの方はドアノブでも設置できるので、ご心配なく。
メリット
利用し始めて感じたメリットを3つ紹介します。
メリット①「留守でも荷物を受け取れる」
平日の日中は多くの方が仕事で不在にしているでしょう。
OKIPPAを設置していれば、不在時にも配達員が荷物を届けておいてくれるので、再配達する必要がありません。
自身の手間も省けるうえに、配達員の仕事効率化が行えるので、「WIN-WIN」になります。
メリット②「在宅でも宅配に気を配る必要が無い」
在宅中に中断したくない作業を行っているときに、インターホンで邪魔される心配が無くなります。
配達員と面と向かって荷物のやり取りをしたくない人にもお勧めできます。
メリット③「OKIPPAを利用することでキャンペーンに参加できる」
OKIPPAを利用することで、抽選で特定の商品が貰えるキャンペーンに参加することができます。
2019年9月時点では、「松谷のお味噌汁」や「メガネスーパーのペーパークリーナー」等が無料で貰えるキャンペーンが実施されています。
今後連携企業が増えてくると、他にもキャンペーンが新たに出てくる可能性もあります。
デメリット
もちろんメリットだけではなく、デメリットも存在します。
OKIPPA特有のデメリットを紹介します。
デメリット①「玄関に荷物が置かれている」
一軒家であれば気にする必要は無いですが、マンションで設置する方は注意が必要です。
簡易宅配ボックスとはいえ、玄関先に荷物が置かれることになるので、通路が狭い場合は邪魔になる可能性があります。
最近はマンションの治安維持のため、玄関先で物を置くことを禁止しているマンションもあります。
角部屋の方は気にする必要は無いですが、念のため大家さんに確認した方が良いかもしれません。
デメリット②「盗難の可能性がある」
OKIPPAは、プレミアプラン(100円 / 30日)でないと盗難補償が付いていません。
その盗難補償も最大で3万円までです。
専用鍵のひもはワイヤーで、一般のハサミでは切れないと思いますが、ワイヤーカッターなら一発で切れると思います。
簡単に盗難できてしまいそうな構造なので、注意が必要です。
特にマンションで設置する方は、隣人が多く簡単にアクセスできてしまうので、盗難の可能性が上がります。
また、ワイヤーカッターを使用せずとも、OKIPPA自体を裁ちバサミで切られると対策しようがないので、セキュリティ面で不安があります。
一軒家の方が使用することをお勧めします。
デメリット③「天候の影響を受ける」
OKIPPAは撥水加工されているとはいえ、完全防水ではありません。
ジッパーも止水ジッパーではないので、雨が当たる場所に設置すると浸水の可能性があります。
また、直射日光からは守られているとはいえ、OKIPPAが黒に近い色なので、熱を保持しやすくなっています。
小さな電子機器などの場合だと、故障の原因にもつながります。
とはいえ、Amazon注文だと、専用の段ボールに入れられていることが多いので、配達員に中身が分からない場合が多いです。
注文時の備考欄で対応しておく必要があります。
できれば日陰に設置したほうが良いでしょう。
OKIPPAはおすすめできるか?
正直なところ、現状のOKIPPAはセキュリティ面で不安な要素が多く、胸を張ってお勧めすることはできません。
特にマンションで設置を考えている方は注意が必要です。
補償面も月額(100円 / 30日)がかかる上に、上限3万円までとあり、安全運用するにはコストがかかります。
盗難補償を受ける時の手順も多く、すぐには補償を受けることができません。
注意ポイント
保険請求は1年間の契約期間で上限2回までとします。
引用元:OKIPPA「第5条 保険の適用限度」
補償は年2回と、上限まで決められています。
補償を受ける手順は以下の通りです。
1.OKIPPAアプリで「盗難を報告」する。※被害状況の写真を撮影
2.被害にあった商品をもう一度購入する。
3.警察に届け出をして、一週間以内に「盗難届」をもらう。
4.盗難届を撮影し、OKIPPAカスタマーサポートにメールで送信する。
5.現金もしくはアマゾンギフトカードで返金いたします。
引用元:OKIPPA
補償対象外となる場面も多いので、注意が必要です。
以下の場合は補償の対象とならないです。
料金100円/30日※30日ごとの更新となっております。補償上限30,000円補償内容下記の事象につき、お客様の購入された商品の代金を補償いたします。
・商品の入った状態でOKIPPAが盗難
・悪意ある第三者によるOKIPPの破損に起因する商品の盗難補償対象とならない場合・商品包装箱の潰れ、やぶれ、汚れ、その他の破損
・受け取った商品の不具合、損傷(配送中の事故と区別が不可能なため)
・ECサイト、取引相手または配送業者との間で補償請求が実施されている場合
・雨水浸水等による商品包装箱の濡れ、それに起因する商品の不具合、損傷
・商品が入っていない状態でのOKIPPA自体の盗難
・OKIPPAが固定されていない、もしくは鍵が正常にかかっていなかったことに起因するOKIPPA及び商品の盗難
・その他、上記以外で弊社がOKIPPA内で発生したと断定できない不具合、損傷引用元:OKIPPA「補償対象とならない場合」
補償内容も曖昧な部分が多く、OKIPPAが原因での破損は補償外です。
補償を受けられるのは、盗難に限られます。
補償内容は以下の通りです。
下記の事象につき、お客様の購入された商品の代金を補償いたします。
・商品の入った状態でOKIPPAが盗難
・悪意ある第三者によるOKIPPの破損に起因する商品の盗難引用元:OKIPPA「補償内容」
ここまで記載したように、メリットの割に、デメリットの部分が多いように感じます。
一軒家かつ、長期間家を空けない人であれば、心配は抑えられますが0ではないです。
最後に
不安点を多く紹介する結果となりましたが、上記のデメリットを最小限にできる方は設置も考えてよいと思います。
もちろん設置によるメリットも存在するので、自身で精査したうえで設置することをお勧めします。